ラブラドール・ノアロー -- ノアローちゃんにささげる絵2011年05月05日 19時31分10秒


 五月五日は端午の節句ですよね!
 
 ノアローが生きている間、特別にお祝いすることはありませんでした。

 やがて老いて亡くなっていく愛犬に「将来、立派な男の人になるんだよ!」と祝う気持ちになれなかったからでしょうか?

 私の中には、そういう醒めた、人間として悲しい性分が隠されているのかもしれません・・・。

 ノアローの一周忌を控え、今年もノアローのために絵を描いてあげたくなりました。

 去年も今頃、ノアローのポートレイトを一心不乱に描いていましたから・・・。

 それで端午の節句の絵を描くことに決めたのです。

 取り掛かって出来上がるまでかなり時間が掛かりました。

 下絵が完成したのが3月11日を回った真夜中で、、、、その日の午後に大地震が起きましたからね・・・。

 4月の終わり頃には口内炎で痛くて苦しむこと一週間。それが終われば右目が真っ赤に炎症して一週間近く目が痛かったです。

 口内炎は激痛。目の充血は見た目が悲惨なので余計な心配をしてしまう・・・。で、気持ちまで落ち込みました。

 地震のせいで日常生活にも狂いが生じ、すっかり抵抗力が落ちてしまったのですね。

 できるだけ無理をせず、休むようにしました。

 絵は、仕上げの数時間はかなり頑張りましたが、思ったように描けたのがラッキーでした。

 5月5日に絵が間に合って、とてもうれしいです。出来も良いです。

 今は気持ちも明るく前向きです。

 ノアローちゃん、人生には必ず新しいことがやって来るね!

 いつでも一緒に頑張ろうね!!

ラブラドール・ノアロー -- ノアローちゃんの一周忌2011年05月15日 23時10分50秒


 5月13日はノアローちゃんの一周忌でした。

 ノアローちゃんを偲んで、夫のおばと一緒にお寿司やケーキを食べました。

 生きている可愛いノアローちゃんの写真はもう撮ることが出来ませんので、仏壇の写真を取りました。

 右側のテレビの画面に二つの白い点が写っていました。

 今晩、写真をリサイズするときに発見しました・・・。

 ノアローちゃんなのでしょうか?お正月にもこのような丸い点が写りこんでいました。

 黒くて艶々で柔らかい、黒い毛皮のおまんじゅうみたいだったノアローちゃんを思い出し、とても悲しくなりました。

 ノアローちゃんはもう二度と戻って来ないんだな・・・と、そればかり思います。

 悲しんでいても辛いだけなので、何か建設的なことをしようと思って絵を描く事にしました。

 愛するノアローへの供養にもなるでしょう・・・。

 昨日は久しぶりに近くのパン屋さんへ買い物に行きました。
 
 ノアローと一緒に行ったことを懐かしく思い出したからかもしれません。

 車を出すとき、黒いアゲハチョウが楽しげに舞うように飛んで来ました。

 一瞬だけ、助手席の窓の近くまで飛んできて、あとは好き勝手にアヤメの周りをピョンピョンと飛んでいました。

 遠くへ行ってしまったから、あれはノアローちゃんじゃないよね?

 ノアローの亡骸を家から送る日の朝、クレマティスの花とアヤメの花を摘みに行ったっけ・・・。花の咲きが遅い今年と違い、去年は花がいっぱい咲いていました。

 その花をお棺の中のノアローの周りに並べて、綺麗に飾ってあげたことを思い出します。

新しい目標2011年05月30日 03時52分39秒


 今まで、ほとんどラブラドールだけを描いて来ましたが、これからは可愛い女の子の絵も描くことにしました。

 何故かと言いますと、自分が育ってきた大好きな昭和の時代をこの世に残しておきたいと思ったからです。

 私が子供の頃、慣れ親しんできた色んな可愛いもの、可愛い女の子の挿絵とか塗り絵とか・・・、そこから受けた影響を愛をこめて描いていきたいと思っています。

 日本の歴史史上、芳醇な文化が花開いたのは江戸時代と言いますが、昭和の文化も歴史的に見て素晴しいものだと思いませんか?

 海外では大変人気があるKAWAII文化は、昭和の時代に生まれた日本が世界に誇ることが出来る文化だと思います。

 日本が豊かだったからこそ生まれた文化だと思っています。

 人が大人であることを要求されず、子供のままで長くいることが許されるのは、世界広しと言えども日本だけでしょう・・・。

 少なくとも昭和の時代はそうだったように感じます。

 そういう豊かな時代に生まれ育って、本当に幸せだと思います。

 ところで、上の人魚姫の絵ですが、私の友人の一人が「ラブラドールと関連付けて描くというのはどうかしら?」と助言してくださいました。

 世界で日本よりも豊かな国があるとすれば、アメリカ合衆国を置いて他にはありません・・・。

 さすが、豊かな国の人は発想が一味違う!!!

 笑っちゃいました。

 5月はノアローのことで悲しんでばかりいましたが、今は元気に戻ってきています。

 元気になると、絵を描くとき、不思議なことにパレットの上にノアローの毛が一本落ちていたりするんですよ。