ラブラドール・ノアロー -- 晴れのち曇り晴れ2011年04月05日 02時25分06秒


 去年の今頃は寒かったのですよね。

 今日は久々にノアローのビデオを見て笑いました。

 10年くらい前のビデオです。

 笑えるビデオと笑えないビデオがありますね。やっぱり、亡くなる一年前のビデオなんか見ると、「ああ、年取ったなぁ」と思って、色んな想いが湧いてきます。

 あんなハンサムで素敵な黒いラブラドールが生きてこの世に存在したんだな・・・と、胸が一杯になります。

 生きていた時から、奇跡みたいに可愛い子だね!と言っていましたね。

 そんなことを思っていても、大事にしても、時間は流れて過ぎて行くものなのですね・・・。

 昨日、母に電話したら、五月の連休には会えそうもないという事でした。

 地震のショックから立ち直っていないそうです。無理もないですよね。いつまでも余震が続いて落ち着きようがありません。

 母は又、それぞれが自分たちの生きている場所を離れない方が良い、という意味のことを言っていました。

 ああ、今は非常時なんだ、、、クヨクヨと今は亡き愛犬を思い出して涙している場合じゃないんだ!!!と思い至りました。

 気を確かに持たなければ・・・。

 気が付けば、もう4月が始まっているではありませんか。

 予定していた絵を描かなければ。下書きが出来たので、あとは塗りをスタートさせるだけ。

 やっと元気が盛り返して来ました・・・。

 ああ、良かった。(*^_^*)

ラブラドール・ノアロー -- 間違い電話2011年01月26日 22時41分53秒


 今日、とても面白い出来事がありました。

 親戚に不幸があったので、歯医者さんの予約を変更して貰おうと思って電話を掛けたのです。

 電話番号を見て、「あれ、あそこの市外局番はこうなんだ」と少し印象に残りましたが、そのまま掛けました。(そこは東京都23区内・・・)

 「はい、△△獣医科、○○です!!」

 普段、歯医者さんでは奥様が受付で電話応対されるのですが、「ああ、若いバイトさんを頼んでいる事もあるんだな」と思いました。

 「こんにちは。△△町のオチアイです!」

 「こんにちは、あれ、ノア・・・チャン・・の・・・?少しお待ちください」

 と、その時点で私は気が付きました。

 ここは歯医者さんではなく、獣医さんであると・・・。

 「すみません。ノアローのオチアイです。その節はお世話になりました。歯医者さんの方に掛けようと思って、間違えて獣医さんへ掛けてしまいました、テヘヘ・・・」

 「ああ、もう落ち着かれました?ノアローちゃんは慣れてましたからね。また次の子が来たらお連れくださいね!」

 「院長先生にもよろしく言っておいてください」

 と、大体こういう感じの会話でした。

 笑っちゃいました。

 若い女性の先生の明るく元気な声を聞いたこともあるでしょう。

 ノアローが最後の数日、消えかけた命の灯火を灯させるため、痛い注射を打った時、ノアローがビックリしたような顔をして見せたこと・・・。

 最期の日には静脈になかなか注射針が入っていかず、ノアローが辛そうに見えたこと。(最後は院長先生が入れてくれましたが)

 それらは大きな堅いトゲみたいに、ずっと心に深く突き刺さっていました。

 最後にノアローに辛い惨めな思いをさせたんじゃないかと・・・。

 でも、今日は私は全く違う風に感じました。

 ノアローは先生の痛い治療をされたことを恨んではいないし、むしろ、いつも数人がかりで治療やお手入れをされて、そのことに満足していたのではなかったのかな?と。

 獣医さんでちゃんとした医療を受けられて、いつも知っている匂いや手で治療を受け、最後の日までノアローは幸せな子だったんだなぁ。

 そんな風に感じました。

 心が晴れました。

 いつものお利口さんのノアローちゃん(獣医さんでは良い子)が、電話の中に現れたようでした。
 
 ノアローちゃん!先生は元気そうだったよ。良かったね。

ラブラドール・ノアロー -- 嬉しい小包2010年11月11日 02時36分01秒


 昨日、思いがけない小さな小包が届きました。
 
 それは、サンフランシスコに住む私の友達の息子さんご夫妻から送られたものでした。

 お友達が来日された時に一緒に晩ご飯を食べたご縁で今も交流があります。

 二人とも日本の食べ物が大好きで、おもち、カレーライスが好物だと仰ってました。

 その時、私の描いた絵を手に取った息子さんが、心から「スゴイね!!」と感心して下さったことは良い思い出です。

 素で感激していらっしゃるようだったから嬉しかったです。(*^_^*)

 これもノアローが繋いでくれた大切なご縁です。

 頂いたキャンディーはノアローの仏壇にちゃんとお供えしました。

 日本とアメリカの違いはあっても、思ったよりも生活習慣は似ています。特に礼儀とか心遣いとかは。

 ちなみにお友達の家では、婚約指輪は息子と母親で一緒に買いに行ったそうです。(日本だとマザコン扱いされそう?)
 
 そして、プロポーズは古式に則り、ちゃんと膝をついて・・・。(笑)

 小包に入っていたカードにはMr. and Mrs. 旦那さんのフルネームとあって、これも昔ながらで良いですね!!!

 微笑ましい出来事でした。

 ここ数日、クリスマスに向けて、ラブラドールのショップの事ばかりやっていて疲れました。

 何もする気がなくなると、やっぱりノアローがいなくて寂しいなぁ~と思います。

 ラブラドールの寿命なんだからしょうがないという気持ちと、あんなに大事で可愛くて愛していた子が今はもういないなんて信じられない・・・という気持が今でも交錯します。

 終わりであるとは思いたくないし、マイナスになったとも思いたくないし。

 気持の整理が難しいですね。

ラブラドール・ノアロー -- 希望と言う名の未来2010年11月04日 02時43分25秒

 昨日は丸一日、頭痛でろくに動けませんでした。

 まるで二日酔いです。

 その前の数日、悲しくて泣き暮らした結果の頭痛です。

 鎮痛剤を飲んで休んでいました。

 どうして悲しくなったかと言えば、ノアローと一緒に車に乗っている情景を思い出したからです。

 そこにいる「私」の気持とかが鮮明に蘇り、今の私との落差がとても悲しかったのです。

 あの時のあの場所に、今の自分がすっぽりと収まることが出来たら、どんなに幸せだろう・・・という思いに捕らわれました。

 もう二度とあの幸せは来ないと思ったら、なんか絶望的で投げ遣りな気持になってしまいました・・・。

 その中で色々あって、今の私が絶望から逃れる道は一つだけしかないと思い至りました。

 いつか、また、ノアローちゃんのような、可愛い、愉快で楽しい子と再び巡り会えるかも知れない・・・。

 そういう希望を持ち続けること、それしかないのかな・・・と。

 そう思うようになってから、また普通の気持ちに戻りつつあります。

 だからと言って、何か具体的に動き出しているわけでもないですが。
 
 ぼんやりとした希望でも、未来に夢見ることがあれば人間は生きていけるものなのかもしれませんね・・・。

ラブラドール・ノアロー -- ある景色2010年10月31日 17時34分02秒

             (2006年12月撮影)

 ここのところ、ずっと元気だったように思っていましたが、ここ数日はずっと沈んでいます。

 ある晩、寝付かれないことがあって、その時、頭の中にある景色がパッと浮かんできたんです。

 それは住宅地にある歯医者さんの建物で、獣医さんへ行く道の途中にありました。

 なんで唐突にその景色が思い浮かんだのかは全くわかりません。

 頭に浮かんだ景色の中で、その建物は左側に見えましたから、それは獣医さんから帰る時に見た風景に違いありません・・・。

 ノアローが具合悪くなってからは勾配がきついその道は通りませんでしたから、それ以前の、普段私たちがノアローを連れて獣医さんに通っていた時に見た記憶が蘇ったものでしょう。

 まだ、明るく、日が高かったようですから、本当に普通の時の場面です。

 獣医さんからの帰り道は、「ああ、行って良かったね!安心したね!大丈夫だったね!」と明るい気持で車に乗っていることが殆どでした。

 私は、後ろをしょっちゅう振り返ってノアローの様子を見ました。

 大体は、グターッと寝ているか、椅子に座ってすました顔で景色を見ていました。

 「帰りはパンを買って帰ろう」とか「コストコに寄ろうか」とか・・・、呑気なものでしたね・・・。

 そういう事を思い出している内に、ノアローと最後に獣医さんに行った日のこととかも思い出して、気持が一気に落ち込みました。

 これからどうなるのかな?と思っても、最後まで希望はありましたね・・・。

 そのことはそれで良かったと思うのですが、矢張り、悲しくてたまりません。