ラブラドール・ノアロー -- ペットロス9 ― 2010年07月29日 00時44分53秒
先日完成した絵も何かの区切りになったのでしょうか?
二ヶ月を過ぎた辺りからだと思うのですが、朝起きた時、特別に気持ちが落ち込むことはなくなったようです。
それまでは、
「ノアローはもういない・・・。これから先、死ぬまでこんな朝を迎えるのかな・・・」
と、心の中に鉛を飲み込んだような、やりきれないような、ほぼ絶望に近い感情が起こり涙が溢れました。
今は朝起きて、「ノアローちゃん、オパヨ!」などと小さく呟き、後は台所と仏壇のお水を取り替えに行くだけです。
それが新しいルーティーンになったのです。
私の場合、ノアローが亡くなった直後でも、悲しくても、朝お布団から出られなかったことは一度もなかったですね。
むしろ、ノアローが生きていた時よりもキッチリ起きているような気がします。
そうしなければいけないと心の中で感じていたからでしょう。
ところで、私にはラブラドールを通じて知り合ったお友達の他に、夫の趣味の関係で知り合った、ちょっと異色のアメリカ人のお友達がいます。
その方にノアローが亡くなった事をこの世の終わりのように伝えたところ、大変心を痛めて下さいました。
そして、とても心に残る言葉を私たちにくれました。
「いつか、きっと、思いがけない形で、ノアローはあなたたちを助けてくれる事があるよ。自分が以前飼っていた13歳で亡くなった秋田犬がそうだったから」と・・・。
その人の人生は私たちに比べればダイナミックで、そういう事もあったろうなぁ、と思います。
世間では色々な考え方があって、亡くなった愛犬は天国へ行ったきりだとか、どこかで生まれ変わっているとか、人によって様々ですよね。
でも、私も、亡くなった愛犬は、ずっと自分を愛してくれた家族から離れず、見守り続けてくれるものだと信じています。(千の風に乗ってとは墓が不要だという意味ではなく、本来そういう意味でしょうね・・・)
私の友達の中には、それをもっと積極的に信じている人もいます。
日本では、49日で魂は家から離れると信じている人が多いようですが、本当はどう思っていられるのでしょうね?
私のアメリカ人の友達の中には、虹の橋へ行ったと言いながら、魂はずっと家にいる、感じる、と言う人も少なくないのです・・・。
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